サルコイドーシス(Besnier-Boeck-Schaumann 病としても知られています)は、急性または慢性の炎症性疾患で、身体の様々な臓器に影響を及ぼす可能性があります。特に肺やリンパ節にできる結節(肉芽腫)が特徴です。肉芽腫は身体のどの部位にも発生することがあり、様々な臓器障害を引き起こすことがあります。サルコイドーシスの慢性型は数年間持続することがあるため、疾患活動性をモニタリングし、疾患の経過を予測することが治療において重要な役割を果たします。
サルコイドーシスは、症状が多岐にわたるため診断は困難です。サルコイドーシスを特定する診断基準はないため、診断にはいくつかのステップがあります。肺機能検査だけでなく、さまざまな画像検査や臨床所見・病理所見を確認する必要があります。サルコイドーシス患者は血清アンジオテンシン変換酵素(ACE)活性の上昇を示します。したがって、血清ACE活性の測定は、サルコイドーシスの診断、経過観察、治療モニタリングの一助となります。
(注意)日本国内では関連製品は研究用試薬として販売されています。
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