食物アレルギー

臨床情報

食物を摂取すると、食物のアレルゲンは胃腸管を介して体内に入ります。 IgEを介した免疫反応は、摂取後短時間で、口唇や咽喉頭部の掻痒感やかゆみ、吐き気、腸や胃のけいれん、下痢、皮膚の発赤などの症状を引き起こす可能性があります。重度の場合は、喘息、呼吸困難、脈拍の増加の発作や、アナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。アレルギー反応を頻繁に引き起こす食品として、ナッツ、ピーナッツ、大豆、小麦、魚、牛乳、卵などがあります。小児期の食物アレルギーの発症は、特に乳児期が多く（5～10%）成人では1〜5％と言われています。

検査

食物のアレルゲンに対する感作を明らかにするために、異なるアレルゲンを同時に確認するEUROLINEのアッセイを使用することができます。これらのアッセイでは、血漿や血清を用いて頻度の高いアレルゲンに対するヒトIgE抗体を測定することができます。また、地域の食生活に対応するための、国特有のアッセイも使用することができます。

Total IgE ELISAは、総IgE濃度を測定できます。

（注意）日本国内では、アレルギー関連の製品は研究用試薬として販売されています。

_{EUROAssayはドイツでのみ入手可能です。}