DPA-Dx

技術的な有用性について

分子学的なアレルギーの検査では、血清中の特定のIgE抗体を検出します。 しかし、従来のようなアレルゲンの全抽出物を用いるのではなく、組換えにより生成された個々のタンパク質（成分）を使用します。

このいわゆる定義済みのアレルゲンによるアッセイ（defined partial allergen diagnostics: DPA-Dx）は、アレルゲンを引き起こす因子が厳密にされるため、抽出物を用いた場合のアッセイと比較して、得られる情報が次の点において有用となる可能性があります。

• アレルギー反応のリスク評価と重症度の推定に関して
• 適切な免疫療法の選択に関して
• （CCD依存の）交差反応と複数の感作を見分けるための情報として
• 将来的な耐性発現の可能性を推定するための情報として

検査への技術適用

EUROIMMUN社のアッセイでは、吸入、食品、昆虫に関するアレルゲンについて異なるDPA-Dxプロファイルを提供しています。

（注意）日本国内では、アレルギー関連の製品は研究用試薬として販売されています。

_{EUROAssayはドイツでのみ入手可能です。}